ミステリ

「キングとジョーカー」

「キングとジョーカー」☆☆☆☆★ 作者:ピーター・ディキンスン 訳者:斎藤数衛 出版社:扶桑社(扶桑社海外文庫) 発表:1976年 発行:2006年11月 【途中までのあらすじ】 架空の英国王室で頻発しはじめたいたずら。はじめは些細なものだったが、や…

「捕虜収容所の死」

「捕虜収容所の死」☆☆☆★ 作者:マイケル・ギルバート 訳:石田善彦 出版社:東京創元社(創元推理文庫) 発行:2003年5月 収容所モノが好きです。といっても映画の話で、「大脱走」や「第17捕虜収容所」、「穴」などの、閉塞空間で知恵をしぼって脱走…

「オーデュボンの祈り」

「オーデュボンの祈り」☆☆☆★★ 作者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社(新潮文庫) 発行:2003年12月 私には初・伊坂幸太郎です。外界から自ら門戸を閉ざした島。未来を見るという予言者の死を発端に起こる不可解な殺人事件と失踪。住民も曲者ばかり。道具立…

「殺人ピエロの孤島同窓会」

「殺人ピエロの孤島同窓会」作者:水田美意子出版社:宝島社発売:2006年3月 6月の課題図書2冊目。 第4回「このミステリーがすごい!」大賞特別奨励賞受賞作。私の読んだなかで、現時点で今年一番”サイテー”な長編。無軌道な展開と頭の悪い登場人物…

「毒薬の小壜」

「毒薬の小壜」A DRAM OF POISON作者:シャーロット・アームストロング訳:小笠原豊樹出版社:早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)発売:1977年10月 課題図書を浮気してずっと読んでいたのがこの本。 自殺を思い立った男、ところが肝心の毒薬をバスに…

「長い長い殺人」

「長い長い殺人」 作者:宮部みゆき 出版社:光文社(光文社文庫) 発表:1997年5月 結婚した家内が宮部ファンということもあり、宮部みゆきさんをここのところ続けて読んでいます。高校時代に「火車」を読んで以来、この人の作品は上手い、読ませると…

いろいろあったのですが、まずは 「年刊推理小説ベスト18〈1963年版〉」 が入手できたことがニュースですね。 これは荒地出版社が出していた、海外ミステリアンソロジーの翻訳版。 私の目玉はスタージョンの「テレビ殺人事件」 なる短編です。 いみじ…