ファンタジイ

「ブラックサンデー」&「白い果実」

「ブラックサンデー」☆☆☆☆ 作者:トマス・ハリス 訳者:宇野利泰 出版社:新潮社(新潮文庫) 発行:1979年3月 久しぶりに文章を書くけれど、読むほうは休みなし。あいも変わらず続けています。 まずはいつかは読みたいと思いながらも放置していた「ブ…

「少年時代」

「少年時代」☆☆☆☆★ 作者:ロバート・マキャモン 訳者:二宮馨 出版社:ソニー・マガジンズ(ヴィレッジブックス) 発行:2005年7月 恥を忍んで告白すると、ホラー界の三大巨頭といわれる、キング・クーンツ・マキャモンは今まで一作も読んだことがあり…

「オーデュボンの祈り」

「オーデュボンの祈り」☆☆☆★★ 作者:伊坂幸太郎 出版社:新潮社(新潮文庫) 発行:2003年12月 私には初・伊坂幸太郎です。外界から自ら門戸を閉ざした島。未来を見るという予言者の死を発端に起こる不可解な殺人事件と失踪。住民も曲者ばかり。道具立…

「ネバーウェア」

「ネバーウェア」 作者:ニール・ゲイマン 訳者:柳下毅一郎 出版社:インターブックス 発行:2001年7月 アメコミでは最早ビッグネームの、ニール・ゲイマンの長編。装丁が強面なので、これまで敬遠してましたが、読んでみるとそんなにハードルは高くな…

「アマゾニア」

「アマゾニア」 作者:粕谷知世 出版社:中央公論新社 発表:2004年10月 駆け込み、5月の課題図書その2の感想を。「クロニカ」で第13回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した粕谷知世の第2作となる本作は、16世紀のアマゾンが舞台です。女だけ…

「太陽の塔」

「太陽の塔」 作者:森見登美彦 出版社:新潮社(新潮文庫) 発表:2003年12月 フラれ男の主人公を中心にした、ぱっとしない京大生たちの青春群像。特筆すべきは抜群の語り口。椎名誠の青春小説にスタンスは近いのですが、むしろ、個人的には中島敦や…

わが故郷、愛知県より友人が来ました。 彼は相当な読書家なので、彼と月1回、必ず読む本を決めることにしました。 今回は、 「ドクター・ブラッドマネー」フィリップ・K・ディック 「アマゾニア」粕谷知世 の2作品です。 ちなみに基準は 短編集は除外 二人…