「アジア新聞屋台村」

dreamingjewels2006-07-21

「アジア新聞屋台村」
作者:高野秀行
出版社:集英社
発行:2006年6月

書き出しが上手い!という訳で、つい衝動買い。
ちなみに、こんな具合に話は始まる。

「もしもし、タカノさんでいらっしゃいますか?」
 若い女性の声だが、どことなく発音がおかしい。私はナイターを見ながら缶ビールをぐいぐいやっているところで、ほろ酔い気分で答えた。
「そうですが、どちらさまですか?」
「エイリアンのレックと言いますが、原稿を書いてください」

ねっ、面白そうでしょう。
小説は初めてというこの作者、既刊は「ミャンマーの柳生一族」だの、「幻獣ムベンベを追え」だの、変なノンフィクションばかり。他の本も楽しそうだなあ。ちょっと追っかけてみよう。